20代・30代・40代からの認知症予防対策

認知症を予防するための対策は20代・30代・40代からが大切です。

白砂糖やブドウ糖の摂りすぎがアルツハイマー型認知症を引き起こす?

20代・30代・40代から認知症を予防するための食生活として大切なことのひとつとして、砂糖を減らすことが挙げられます。

その理由は白砂糖の摂りすぎは脳に悪いと考えられるからです。

 

では、なぜ白砂糖が脳に悪いのかといえば、それは白砂糖は血糖値を安定させることが難しいとされているからです。

薬学博士の生田哲氏は『食べ物を変えれば脳が変わる』のなかで以下のように述べています。

 

 血糖値をうまくコントロールできない状況、言い換えれば、血糖値の上がり下がりが激しい状況を血糖代謝異常(低血糖症)と呼んでいる。血糖代謝異常のおもな症状は、朝起きられない、強い疲労感、気分の落ち込み(うつ症状)、気分のコントロールがきかない、集中力の欠如、物忘れがひどい、イライラ、突然の怒り(キレる)、めまい、ふらつき、悪夢、夢遊病、眠っている間に話す、不安、恐れ、震えなどである。(生田哲『食べ物を変えれば脳が変わる』p120

 

 白砂糖の過剰な摂取が、攻撃的行動、不安、多動、集中力の欠如、うつ、摂食障害、疲労、学習障害を引き起こしやすいことは、多くの研究者が報告してきた。

 うつ、不安、恐れ、集中力の欠如、攻撃的な行動、学習障害といった心の問題は、単に、血糖値が不安定になるだけでも発生するのである。

 したがって、脳を最大限に活用したい、あるいは、心の健康を高めたいのなら、まず第一に血糖値を不安定にする白砂糖や高度に精製されたデンプンを多く含んだ食べ物の摂取量をできるだけ減らすことである。(生田哲『食べ物を変えれば脳が変わる』p122

食べ物を変えれば脳が変わる

ちなみに生田哲氏の『食べ物を変えれば脳が変わる』には、アルツハイマー病を予防するためにはDHAが大切であるということについても、詳しく書かれています。

 

 

 

ブドウ糖の摂りすぎはアルツハイマー認知症を引き起こす?

また、生田哲氏は「ブドウ糖の摂りすぎが脳を壊す」として、以下のように述べています。

 

 もし血糖値が正常な範囲内(血糖値約一〇〇)にあるなら、ブドウ糖は少しも有毒ではない。しかし、血糖値が正常範囲の限界を越えれば、ブドウ糖は脳と身体にとって有毒物質に変わる。血糖代謝異常の深刻な状態が糖尿病だ。糖尿病になると神経細胞や眼がもっともダメージを受ける。

 高血糖になると、過剰のブドウ糖が脳内のタンパク質と化学反応を起こし、くっつく。これを糖化反応と呼んでいる。糖尿病の指標にヘモグロビンA1c値を測定するが、これはブドウ糖がどれだけヘモグロビンと化学反応を起こしたかを見ているのである。

 糖のくっついたタンパク質はネバネバしているため、以前のように自由に移動できなくなる。神経細胞を包む膜は厚くなり、タンパク質はベタつくため、伝達物質の受け渡しのスピードが鈍るのだ。

 そのうえ、過剰のブドウ糖は脳内で炎症を引き起こす。炎症は体内で発生する火事のようなものだ。アルツハイマー病の特徴は、脳内で炎症によって破壊された組織が見られることだが、過剰のブドウ糖がその一因になっていると推測されている。

 糖代謝異常の人が増えるほど、肥満、加齢による記憶力の低下、アルツハイマー病、心臓病、糖尿病の患者が増えていくことがわかる。(生田哲『食べ物を変えれば脳が変わる』p124~125

 

このように、ブドウ糖は脳のエネルギー源として必要ですが、白砂糖などを摂りすぎることで、いつのまにかブドウ糖を過剰摂取してしまっていることは、脳の炎症を引き起こし、脳の組織を破壊してしまうとされているのです。

 

白砂糖の摂りすぎは認知症を引き起こす

若年性認知症の予防にはオリゴ糖が役立つ

したがって、20代・30代・40代から認知症を予防するためには、白砂糖やブドウ糖の過剰摂取は避けた方が良いと考えられます。

しかし甘い物をなかなかやめられないという方には、砂糖の代わりにオリゴ糖を摂るようにすることをオススメしたいと思います。

オリゴ糖には胃酸に負けない難消化性の性質があり、ヒトの腸内で有用菌として働いているビフィズス菌のエサになるという特徴があります。

そのためオリゴ糖を日頃から砂糖の代わりに摂るようにすることは、ビフィズス菌の増殖を促して、腸内細菌の集まりである腸内フローラの改善に役立ちます。

 

先程も述べたように認知症の方の多くは悪玉菌が優勢で便秘気味であると言われています。

そのため砂糖の代わりにオリゴ糖を摂るようにすることは、脳の炎症を防ぐだけではなく、腸内細菌のバランスを整えて悪玉菌を減らし、腸内環境の改善することや、便秘の解消などにつながっていきます。

 

またオリゴ糖は白砂糖のように小腸から吸収されないため、血糖値をほとんど上げないという特長もありますので、血糖値をコントロールするのにもオリゴ糖は役立ってくれます。

 

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