若年性認知症を予防するための食生活とは?
20代から30代、40代にかけて若年性認知症の発病・発症を防ぐために大切なことは、サラダ油をやめたり、腸内細菌の集まりである腸内フローラを改善したりすることだと考えられます。
そして、そのことを実践するには、食生活を見直していくことが重要だと思われますが、このことに関して、山嶋哲盛氏は『サラダ油をやめれば認知症にならない』のなかで、「認知症をはじめ動脈硬化、アレルギーなどの病気を遠ざけるための食生活」として、以下のようにまとめています。
この山嶋哲盛氏によるまとめは、一見、厳しいように見えますが、ここで何を伝えようとしているのかといえば、それは、サラダ油を減らし、代わりにオメガ3脂肪酸(DHA・EPA・α‐リノレン酸)を摂るようにすることだと思われます。
山嶋哲盛氏は『サラダ油をやめれば認知症にならない』のなかで、サラダ油にはヒドロキシノネナールという脳の神経細胞を死滅に追いやる毒性の物質が含まれていると警鐘を鳴らしています。
また、精製したサラダ油には、細胞のスムーズな新生を滞らせる原因になったり、細胞をサビつかせる活性酸素を発生させたりするトランス脂肪酸も含まれています。
一方、オメガ3脂肪酸(DHA・EPA・α‐リノレン酸)は、脳の神経細胞の細胞膜をみずみずしく柔軟にしてくれますし、活性酸素の働きやアレルギーを抑制したりする働きもあります。
そのため、食事に含まれている油の性質に気をつけながら、食生活を改善していくことは、20代・30代・40代から認知症を予防するために必要なことだと考えられるのです。
特に、普段から忙しいあまり、コンビニエンスストアやスーパーで販売されている冷凍食品やカップラーメンなどの加工食品といった、サラダ油が多く使われている食品ばかりが食事の中心がなっている方は、若年性の認知症を予防していくために注意が必要です。