20代・30代・40代からの認知症予防対策

認知症を予防するための対策は20代・30代・40代からが大切です。

アルツハイマー型認知症を引き起こす原因は脳の炎症?

当ブログでは、20代・30代・40代から(若年性)認知症を予防するにはどうすれば良いのかを、食事の話題、特にサラダ油をやめることと、腸内フローラの改善を中心にして書き綴ってきました。

 

このたび、この記事で考えてみたいのは、アルツハイマー認知症と「脳の炎症」の問題です。

この脳の炎症とアルツハイマー病、さらに日々の食事の問題に気づき、その関連性について言及しているのは、神経科医のデイヴィッド・パールマター氏です。

 

デイヴィッド・パールマター氏は『「いつものパン」があなたを殺す』のなかで脳と炎症について以下のように述べています。

 

 私は、がんを治療したり、言い表わせない痛みを抑え、肥満をただちに克服させ、アルツハイマー病のせいでダメージを受けてきた脳を元に戻したりするための処方箋は書けない。

 症状を一時的に軽減するといった対処はできる。しかし、その根本的な原因を治すことと、単に症状を食い止めることとの間には大きな差がある。

 そうした病気の多くは、手に負える状態ではなくなった「炎症反応」に端を発している。(デイヴィッド・パールマター『「いつものパン」があなたを殺す』白澤卓二訳 p42

 

 脳疾患の原因は多くの症例において、たいがいは食事だ。脳の不具合の発生と進行にはいくつかの因子がかかわっているものの、だいたいの場合、炭水化物を食べすぎたとか、健康的な脂肪をほとんど口にしなかったという過ちのせいだ。

 この事実を理解するには、あらゆる神経系の病気の中でもっとも恐るべきもの、つまりアルツハイマー病を考えることだ。そしてアルツハイマー病を、食事だけが引き金となる糖尿病の一種という視点で見てみることだ。質の悪い食事をとっている肥満や糖尿病になり得ることは誰もがわかっている。果たして脳も同じように壊れてしまうのか。(デイヴィッド・パールマター『「いつものパン」があなたを殺す』白澤卓二訳 p43

 

また特に「炎症」に関しては、以下のように述べています。

 

 脳疾患も含めてすべての変性疾患を引き起こすのが「炎症」であることは、研究者たちにはかなり前から知られていた。そして研究者たちは、グルテン、さらに言えば高炭水化物の食事が脳に達する炎症反応の原因になっていることを見出しつつある。

 ふだん、腸内ガス、膨満感、便秘、そして下痢などは比較的すぐに症状が現れるので、消化器系疾患や食物アレルギーには気づきやすい。ところが、脳はとくにわかりにくい器官だということだ。分子レベルではあなたが気づかないうちにずっと激しい攻撃に耐えているかもしれない。頭痛を治そうとしたり、明らかな神経系の問題に対処したりしないかぎり、脳で何が起こっているかはわからず、とうとう手遅れということになり得る。脳疾患に関して言えば、いったん認知症などの診断が下されると、そこからの方向転換は難しいのだ。(デイヴィッド・パールマター『「いつものパン」があなたを殺す』白澤卓二訳 p53

 

アルツハイマー病の原因は脳の炎症

 

 炎症とはそもそも比較的短い日数で治るものだ。長い時間にわたって続くものではないし、ましていつまでも続くものは決してない。ところが、この続くはずのないものが、いまや何百万人もの人たちにおいては続いているのである。もしも体が常に刺激物にさらされて絶えず攻撃を受けていたら炎症反応も続いたままだ。しかも血流を介して体のあらゆる部分に広がってしまう。その結果、私たちは血液検査を通じてこの種の広範囲におよぶ炎症を見出せるというわけだ。(デイヴィッド・パールマター『「いつものパン」があなたを殺す』白澤卓二訳 p60

 

 炎症が本来の目的から逸脱すると、さまざまな化学物質がつくられ、それらが細胞にとっては直接的に有毒になる。これによって、細胞の機能が低下し、やがて細胞は破壊される。抑えのきかない炎症は、冠状動脈疾患(心臓発作)、がん、糖尿病、アルツハイマー病、それに実質上、思い浮かぶかぎりすべての慢性疾患に伴う病的な状態、あるいは死の根本的原因であることがわかっている。(デイヴィッド・パールマター『「いつものパン」があなたを殺す』白澤卓二訳 p60

 

アルツハイマー認知症の予防には脳の炎症を防ぐための食事が大切

デイビッド・パールマター氏は脳と炎症に関してこのように言及していますが、この引用文を読んで悲観的になる必要はなく、食事に対する認識を変えることが何よりも重要だとも述べています。

そのため、アルツハイマー認知症予防のためには、これからは、脳の炎症を防ぐような食事の摂り方が非常に大切になってくると考えられるのです。

 

ちなみに、デイビッド・パールマター氏の『「いつものパン」があなたを殺す』は、「グルテン過敏症」の問題を主に取り上げ、タンパク質の一種であり、パンをふっくらさせるのに使われるグルテンの、からだや脳に対する悪影響について述べています。

また糖質(主にグラニュー糖や異性化糖)の摂りすぎについても問題視しています。

 

一方、脳の炎症を抑える働きがあるのは、DHAをはじめとしたオメガ3脂肪酸だとされています。

 

 人間の脳はその重さの三分の二以上が脂肪であり、そのうちの四分の一がDHAである。そしてこのDHAは抗炎症作用を持っていて、体に負担がかかるような食事をとると、体を守るために戦士のように戦ってくれる。たとえば、グルテンに反応して起こる腸の炎症を抑えたり、糖質(とくにはちみつや果物に含まれる果糖)たっぷりの食事による悪影響を防いだり。さらに、炭水化物を摂りすぎて脳の代謝が低下するのを防いだりする。(デイビッド・パールマター/クリスティン・ロバーグ『「いつものパン」があなたを殺す』 p252~253

 

 魚の油は、脳血管や脳細胞で炎症を抑制することでも、脳を強力にガードしてくれている。専門家のあいだでは、炎症は脳の組織や機能の破壊の原因になり、脳卒中アルツハイマー病を進行させるという認識が高まっている。炎症を誘発して血管にダメージを与えたり細胞間の情報伝達を妨害するホルモン様物質であるプロスタグランジン、ロイコトリエン、サイトカインの生成を、オメガ3は抑えてくれる。オメガ6を多く含んだ油(コーン・オイル、紅花油、ひまわり油、大豆油など)を摂る量が多いほど、オメガ3の摂取量も増やさないと、炎症を抑えにくくなってしまう。(ジーン・カーパー『奇跡の脳をつくる食事とサプリメント』丸本淑生訳 p104~105

 

このように、オメガ3脂肪酸DHAEPA・α‐リノレン酸)は、脳の炎症を抑えるのに有効だとされています。

そのため、日頃の食生活において、DHAEPAが不足しないように心がけることは、脳の炎症を抑えるためには大切だと考えられるのです。

 

 

ところでデイビッド・パールマター氏の『「いつものパン」があなたを殺す』はベストセラーになり、「糖質制限ダイエット」ブームに拍車をかけたり、「グルテンフリー」という言葉が流行るきっかけになったりした本だという印象を受けます。

しかし、ただのブームで終わらせるのではなく、若いうちからアルツハイマー認知症を防ぐ方法を考えていくうえで、脳の炎症の怖ろしさについてなど、様々な示唆を与えてくれる一冊であるように思われます。

 

30ninchishouyobou.hatenablog.com

 

ココナッツオイルが20代・30代・40代からの認知症予防に大切なスーパーフードなワケ

ココナッツオイル20代・30代・40代から認知症を予防するために必須の「スーパーフード」だと言えるかもしれません。

近年、ココナッツオイルはダイエット効果と認知症アルツハイマー病を予防する効果が高いとして、非常に注目されるようになりました。

では、なぜココナッツオイルが認知症アルツハイマー病の予防に効果的なのでしょうか?

その理由は、ココナッツオイルには他の脂肪酸よりもエネルギーになりやすいとされる中鎖脂肪酸が多く含まれているのですが、その中鎖脂肪酸が「ケトン体」というものを作り出しやすいとされているからです。

ココナッツオイルは認知症予防に効果的

認知症予防に効果的な「ケトン体」とは?

この「ケトン体」が脳のエネルギー源として使われるため、中鎖脂肪酸が豊富に含まれているココナッツオイルは、認知症アルツハイマー病に予防・改善に効果を発揮すると言われているのです。

ちなみに、一般的に脳のエネルギー源はブドウ糖のみだとされています。

しかし、食料が手に入らなくなって三日ほど経過すると、肝臓が体内の脂肪を使って特別な脂肪を作り出します。

そのブドウ糖の代わりとして、脳のエネルギー源になる特別な脂肪が「ケトン体」なのです。

その「ケトン体」とはアセト酢酸、βヒドロキシ酪酸、アセトンの総称のことで、ケトン体は、ココナッツオイルに豊富に含まれている中鎖脂肪酸から最も効率的に作られると言われています。

ココナッツオイルが認知症を予防する理由

特にココナッツオイルを食事に加えるだけで簡単に作られるケトン体中のβヒドロキシ酪酸は、脳にとって非常に効率の良いエネルギー源であるうえ、脳の認知機能を保つ働きもあると言われています。

さらに、βヒドロキシ酪酸は細胞を老化に導く活性酸素を無毒化する抗酸化酵素も活性化するそうです。

また、中鎖脂肪酸によって作られたケトン体が増えると記憶力の低下を抑制するという近年の研究報告があります。

ちなみにこの「ケトン体」に関して、『ココナッツオイル健康法』のなかでブルース・ファイフ氏が以下のように述べています。

 

 アルツハイマー病の根本的な問題は、脳が効率的にブドウ糖(血糖)を利用できず、エネルギーの生産ができなくなることである。この、エネルギー変換の不具合によって、脳細胞は飢餓状態になり、ストレスに耐える力が弱くなる。その結果、脳は急激に老化し、認知症に至るのである。(ブルース・ファイフ『ココナッツオイル健康法』三木直子 訳 p288

ココナッツオイル健康法

 脳は体の中で最も代謝活動が活発な臓器である。機能を維持するためには、眠っている間でさえ、絶え間ないエネルギー補給を必要とする。エネルギーの補給が少しでも滞れば脳の機能は著しく阻害される。血液中のブドウ糖量(血糖値)が下がると、脳は、機能を維持し、生き残るために、それに代わるエネルギー源を必要とする。この代替エネルギー源は、ケトン体またはケトンと呼ばれる形で存在する。ケトンとは、特に脳に栄養を与えるために肝臓でつくられる、特別な種類の高エネルギー燃料のことだ。肝臓は、蓄えられた脂肪からケトンを産生する。普通の状態では、ケトンが産生されるのは血糖値が低いときだけだ。血中のブドウ糖濃度が低くなるとケトンの産生が始まるのである。次に食事をとると、ブドウ糖濃度が回復し、ケトンの産生が始まるのである。次に食事をとると、ブドウ糖濃度が回復し、ケトンの産生が減少する。こうすることで、脳には常に、ブドウ糖かケトンのどちらかが供給される。(ブルース・ファイフ『ココナッツオイル健康法』三木直子 訳 p290

 

 アルツハイマー病にかかった脳細胞は、脳の主要なエネルギー源であるブドウ糖を代謝することができなくなる。十分なエネルギーを得られなくなった脳は、徐々に変性を起こして死んでしまうのだ。だがケトンは、アルツハイマー病に伴うブドウ糖代謝不良とは関係なく機能する。だから、十分なケトンが継続的に供給されれば、脳に必要なエネルギーを満足させられるのである。ただし、ケトンが産生されるのは炭水化物(ブドウ糖の主な材料)の摂取が少ないときだけだ。それはつまり、ごくわずかしか食べない、あるいはまったく食べ物を口にしないときである。(ブルース・ファイフ『ココナッツオイル健康法』三木直子 訳 p290~291

 

ココナッツオイルでの認知症予防は正しい知識が必要

このように、ケトン体を生み出してくれるココナッツオイルは認知症アルツハイマー病を患っている方にとっては有効な食材であることは確かだと思われます。

しかし認知症アルツハイマー病を治療するためには、糖質制限をはじめとした「ケトン食療法」と呼ばれる、特別な治療法の正しい知識が必要になってきます。

そのため、ココナッツオイルで認知症予防をする際は、個人で判断して極端な糖質制限や無茶な断食を行うことは健康を損ねる可能性があるので、避けた方が良いと思われます。

また、ただココナッツオイルをパンに塗って食べるだけでは、認知症アルツハイマー病を改善することにはならないため、注意が必要です。

 

 日常の食事にココナッツオイルを加えるのは、脳の健康には非常に優れた効果があるが、ココナッツオイルだけでは完全とは言えない。食べ物そのものも脳の健康に関係がある。何を食べるかによって、ココナッツオイル療法の効果を補強する場合も邪魔をする場合もあるのだ。間違った食事をとれば、ココナッツオイルの効果を妨害することになる。食事にココナッツオイルを加えたアルツハイマー病患者の中に、目覚ましい効果を出る人もいればさしたる改善が見られない人もいるのはそういう理由である。

 脳にとって一番良い食事は、必ずしも、減量のエキスパートやファッション雑誌が勧める、いわゆる「ヘルシーな」食事とは限らない。必要なのは、脳の健康を増進するためにデザインされた治療食なのだ。(ブルース・ファイフ『ココナッツオイル健康法』三木直子 訳 p294~295

 

もしココナッツオイルを認知症予防に活用したい場合は、その方法を書籍で調べて知識を蓄えたり、専門医に相談したりすることが重要です。

しかし、ココナッツオイルが20代・30代・40代からの認知症を予防するためのスーパーフードとして活躍してくれることは、間違いなさそうです。

 

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便秘を解消し、認知症を予防するための乳酸菌サプリメントのオススメは?

認知症の方は便秘気味であり、悪玉菌が優勢であることが多いため、認知症を予防するためには、腸内細菌の集まりである腸内フローラを改善することで、便秘を解消することが大切だと前回の記事で述べました。

この記事では便秘を解消し、認知症を予防するための乳酸菌サプリメントのオススメを紹介したいと思います。

では、便秘を解消するために大切な栄養成分とは何でしょうか? 前回の記事のおさらいですが、便秘の予防・解消に一番大切なのは食物繊維です。

食物繊維は腸の蠕動(ぜんどう)運動を促したり、便量を増加させ、便通を改善しやすくします(不溶性食物繊維)。

それに加え、腸管内でゲル状になるため、便の移動をスムーズにしてくれます(水溶性食物繊維)。

しかも、水溶性食物繊維によって生じる短鎖脂肪酸にも腸の健康を保つことで便秘を解消する効果があります。

た乳酸菌は腸内環境を正常な酸性に保つのに必要不可欠です。

サプリメントから摂った乳酸菌は、いずれ体外に排出されていますが、活きた乳酸菌であれば、3~7日の間は、せっせと乳酸や酢酸を生み出して、腸内環境を良好にしてくれます。

特に植物性乳酸菌ラブレは、生きる力が強いため、胃酸に負けず腸内でよく働いてくれるとされています。そのため、植物性乳酸菌ラブレは便秘の解消に効果的だといわれています。

さらに腸内のビフィズス菌のエサになり、整腸作用があるオリゴ糖も便秘の解消に役立ちます。

便秘の解消・認知症予防におすすめな「乳酸菌革命」

そのことをふまえたうえ、便秘を解消し、認知症を予防するための乳酸菌サプリメントとしてオススメできるのは、まず、「乳酸菌革命」です。

 

 

乳酸菌革命の特徴は一粒に16種類・500億個の乳酸菌が配合されていることです。

便秘の解消に効果的だとされるラブレ菌のほか、ビフィズス菌・ガセリ菌といった主要乳酸菌は全て含まれています。

さらに乳酸菌革命の乳酸菌は「有胞子性乳酸菌」であるため、胃酸に負けることなく腸に届いてくれます。そのため、腸内フローラを良好に保つのに効果的だといえます。

便秘を解消し認知症を予防するためのサプリメント

それに加え、「乳酸菌革命」には、「乳酸菌生産物質」として、「食物繊維難消化性デキストリン、イヌリン)」や、「ガラクトオリゴ糖」、「グルタチオン含有酵母エキス末」などが含まれています。

乳酸菌革命は便秘を解消するのに効果を発揮

先程も述べたように、「食物繊維」や「オリゴ糖」は、便秘を解消するのに効果を発揮してくれます。

ちなみに、実際私自身が「乳酸菌革命」を試してみたところ、1週間ほど経過したら、便通がかなりスムーズになりました。

また、家族にも試してもらったところ、「ウンチがすごくよく出るようになった」と好評でした。

 

新谷乳酸菌ラクトバチルスも便秘解消におすすめ!

もうひとつ、認知症を予防するための乳酸菌サプリメントとしておすすめしたいのは、「新谷乳酸菌ラクトバチルス」です。

認知症がイヤなら「腸」を鍛えなさい』の著者である新谷弘実氏が開発した乳酸菌サプリメント「新谷乳酸菌ラクトバチルス」には、便秘の解消に効果的な食物繊維が豊富に含まれています。

便秘を解消するための乳酸菌サプリメント

腸内細菌の集まりである腸内フローラを改善し、便秘を予防・解消していくためには、水に溶けやすい水溶性の食物繊維と、水に溶けにくい不溶性の食物繊維をバランスよく摂っていく必要があります。

この新谷乳酸菌ラクトバチルスには、自然由来の食物繊維を7種類が配合されています(難消化性デキストリン、イヌリン、キトサンなど)。

しかも水溶性食物繊維と不溶性食物繊維のバランスが良く含まれているため、腸内フローラの改善して便秘を解消するのに高い効果を発揮してくれると考えられるのです。

新谷乳酸菌は便秘解消に効果的

さらに、胃酸に負けず、生きて腸に届く植物性乳酸菌(有胞子性)が1包に2億個配合されています。

それに加え、新谷乳酸菌ラクトバチルスには、選び抜いた16種類の乳酸菌酵母を豆乳で発酵させた大豆発酵乳酸菌エキスも配合されています。

そのため、この新谷乳酸菌ラクトバチルスも、腸内フローラを改善し、便秘を解消して認知症を予防するのに効果的なサプリメントだと言えるのです。

ちなみにこの新谷乳酸菌ラクトバチルスも、私自身が実際に便秘気味の時に試してみましたが、こちらも乳酸菌革命と同様、摂ってから3、4日すると、便通が良くなり、便秘の傾向は解消されました。

 

以上が、便秘を解消して認知症を予防するのに効果的なサプリメントのオススメです。ぜひ、これらのサプリメントを継続して摂ることで、便秘解消と認知症の予防に役立ててみてください。

 

便秘解消・認知症予防に効果的なサプリメント

便秘解消・認知症予防に効果的なサプリメント

 

便秘を解消して認知症を予防するのに効果的な方法とは?

認知症を患っている方は便秘気味だと言われています。その便秘は長引いてしまうと、腸内環境を悪化させてしまう原因になってしまいます。

腸内環境が悪化し、腸内細菌のバランスが崩れ、腸内細菌の集まりである「腸内フローラ」の状態が良好ではなくなってしまうと、体調不良が生じてきます。

また、「腸脳相関」という言葉が示す通り、腸の状態は脳の健康にも影響を与えているため、日頃から便秘を予防・解消することは、脳を健全な状態に保つことにもつながっていくと考えられます。

したがって、便秘を解消し、20代・30代・40代から認知症を予防するために大切なことは、腸内細菌のバランスを整えて、腸内フローラを改善することです。

便秘を解消して認知症を予防する腸内フローラ

 

便秘解消に大切なのは食物繊維

では、便秘を解消し、認知症を予防するために一番大切な栄養素は何でしょうか?

その答えは「食物繊維」です。

なぜなら、食物繊維のうち、水に溶けにくい不溶性食物繊維には、腸を刺激して腸の蠕動(ぜんどう)運動を活発にする働きがあるからです。

また、水分を吸収して膨らむと、便量が増加するため、便通が改善されやすくなるとされているからです。

それに加え、水に溶けやすい水溶性の食物繊維は、腸管内でゲル状になるため、便の移動をスムーズにしてくれます。

この食物繊維に関しては、医学博士の内藤裕二氏が『消化管は泣いています』のなかで以下のように述べています。

 

 便の不調がある場合には、いろいろ理由があります。便の八〇%は水分で、残りの二〇%ははがれた腸粘膜細胞、食べ物のカス、腸内フローラです。

「バナナ便」といわれるような健康な便のためにはいろいろな対策が必要です。重要なポイントは、大腸で「発酵」といわれる反応をうまく導き出すことであり、この発酵反応には、材料としての食物繊維と主役の有用菌の存在が必須なのです。

 食物繊維は、まず水と結合し、便の量を増加させます。便の量が増加することは、良い便を作るための第一歩であり、便秘の解消につながります。さらに、便 の量が増えることは有害物質の希釈作用もあります。有害物質の排出を促進することで、がんの予防効果、さらにナトリウムの排せつが促進されることで、がん の予防効果、さらにナトリウムの排せつが促進されることによって、血圧を下げる作用も期待できます。(内藤裕二『消化管は泣いています』p164

 

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便秘解消のカギをにぎる「短鎖脂肪酸

さらに食物繊維をエサにしている腸内細菌によって「発酵」が起こると、短鎖脂肪酸と呼ばれる脂肪酸が生成されますが、この「短鎖脂肪酸」が重要だと内藤裕二氏は述べています。

 

 もっとも重要なことは、食物繊維の発酵により生じた短鎖脂肪酸が大腸粘膜上皮の栄養源となることと、短鎖脂肪酸が生成されて腸内を酸性に保ち、有害菌の増殖を抑制することにあります。食物繊維の摂取は比較的短期間に腸内細菌を変化させるとされていて、血中の短鎖脂肪酸濃度も変化します。(内藤裕二『消化管は泣いています』p164

 

このように短鎖脂肪酸は腸内環境を整えるために有効であるため、日頃から食物繊維をたくさん腸に摂り入れるようににすることは、便秘を解消し、認知症を予防するのに効果的であると考えられるのです。

ちなみに近年、若い女性を中心に便秘に悩んでいる方が急増している背景には、日本人の食物繊維の摂取量が年々、減少してしまっていることがあると思われます。

また、時間に急かされてばかりの社会生活が浸透することにより、便意をもよおしたタイミングに我慢せざるを得ず、ゆっくりと排便する機会が少なくなってきたことも、便秘が急増している原因だと考えられます。

オリーブオイルのオレイン酸は排便を促す

食物繊維に加えて、便秘解消のために役立つと思われるのは「オリーブオイル」です。オリーブオイルに関しては、医学博士の松生恒夫氏が多くの著作のなかで一押ししています。

では、なぜオリーブオイルが便秘の解消に役立つのかといえば、松生氏によれば、オリーブオイルに豊富に含まれている「オレイン酸」が「消化管作動性物質」として排便を促すからだと言います。

 

 まずオリーブオイルの主成分はオレイン酸です。このオレイン酸は、一時的に多く摂った場合は小腸で吸収されにくい成分なので、腸壁をゆっくりと刺 激することができます。また大腸を刺激し、さらに老廃物と混じって腸管内の便をなめらかにして、排便をスムーズに促す役割があります。

 またオリーブオイルを他のオイルと比べた場合ですが、他のオイルは主に小腸で吸収されることが多いので、大腸まで到達するオリーブオイルは、まさに腸内環境を整えるのにうってつけなのです。( 松生恒夫 『腸寿 長寿な腸になる77の習慣』 p138

 

このようにオリーブオイルには「腸管内の便をなめらかにして、排便をスムーズに促す役割」があるそうなのです。

そのため、オリーブオイルを便秘の解消のために試してみることはオススメです。

また近年の研究では、オリーブオイルに含まれる「オレオカンタール」という天然化合物が、アルツハイマー病で神経破壊の主要因となっている神経原線維変化とベータアミロイド斑の形成を妨げると言われているため、便秘の解消以外にもオリーブオイルは認知症予防に役立つとされています。

しかし、以前の記事でも書きましたが、オリーブオイルの品質はピンからキリまであるため、もし便秘の予防や解消のためにオリーブオイルを食事に採り入れる場合は、なるべく品質の良い「エクストラバージン・オリーブオイル」を選ぶようにすることが大切です。

オリゴ糖植物性乳酸菌ラブレも便秘予防にオススメ

また松生恒夫氏は自身の患者さんに対して、オリゴ糖植物性乳酸菌ラブレが、便秘の解消に効果を発揮していると述べています。(参考『腸に悪い14の習慣)。

オリゴ糖ビフィズス菌のエサになり、ビフィズス菌の増殖を促すという整腸作用があることがよく知られています。

また白砂糖やブドウ糖の摂りすぎは脳に悪影響を与えると言われているため、砂糖の代わりにオリゴ糖を摂るようにすることは、腸内フローラを改善して便秘を解消する以外にも、認知症予防に役立ちます。

さらに植物性乳酸菌ラブレも、「胃液や腸液で死滅することなく、多く生き残って大腸まで届く力が強い」とされているため、強い整腸作用があると言われています。

(ちなみに当ブログが認知症予防のための腸内フローラ改善におすすめしている乳酸菌サプリメント乳酸菌革命」には、便秘予防に効果的な植物性乳酸菌ラブレ食物繊維が配合されています)。

冒頭でも述べましたが、便秘は長引いてしまうと、腸内環境を悪化させる根本原因となってしまいます。

また便秘の解消のため、便秘薬や下剤に依存しすぎると、大腸が自発的に働く元気を奪ってしまうとされています。

そのため、日頃から便秘の症状に悩まされている方は、普段から食物繊維を多く摂ることを食生活の中心にして、腸内細菌の集まりである腸内フローラを改善していくことが、認知症予防のために大切です。

 

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GI値が35のココナッツシュガーが認知症の予防にオススメな甘味料なワケ

前回の記事で、生田哲氏の『食べ物を変えれば脳が変わる』を取り上げ、砂糖やブドウ糖の摂りすぎは、血糖値の乱高下をもたらし、脳に悪影響を及ぼすといった内容のことを書きました(「白砂糖やブドウ糖の摂りすぎがアルツハイマー型認知症を引き起こす?」)。

また血糖値が正常ではない時に、ブドウ糖を摂りすぎると、脳内で炎症が起き、アルツハイマー病の要因になると生田哲氏が述べていることも紹介しました。

その際、認知症の予防のためには白砂糖をやめて、代わりにオリゴ糖を摂ることが、血糖値をコントロールすると同時に腸内細菌の集まりである腸内フローラを改善できるためにオススメだとしましたが、もうひとつ、砂糖代わりにオススメの甘味料があります。

それはココナッツシュガーです。

なんと、ココナッツシュガーはGI値が35なのです。

GI値が35のココナッツシュガー

ちなみに白砂糖はGI値が100を超えています。

GI(グリセミック・インデックスとは、食後にどれくらい血糖値を引き上げるかを、ブドウ糖を100として表した数値のことで、血糖値の上昇が大きいほどGI値が高くなります。

繰り返しますが、そのGI値がココナッツシュガーはなんと35なのです。

特に糖尿病の方は、GI値を常に気をつけていらっしゃると思われますが、糖尿病は認知症を併発しやすいといわれるため、20代・30代・40代から認知症を予防するためには、早めに白砂糖の使用を止め、代わりにオリゴ糖やココナッツシュガーに切り替えたほうが良いと思われます。

またGI値に気をつけることは、認知症の予防だけではなく、脳の健康を快適に維持することにもつながっていきます。

 

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