20代・30代・40代からの認知症予防対策

認知症を予防するための対策は20代・30代・40代からが大切です。

便秘を解消し、認知症を予防するための乳酸菌サプリメントのオススメは?

認知症の方は便秘気味であり、悪玉菌が優勢であることが多いため、認知症を予防するためには、腸内細菌の集まりである腸内フローラを改善することで、便秘を解消することが大切だと前回の記事で述べました。

この記事では便秘を解消し、認知症を予防するための乳酸菌サプリメントのオススメを紹介したいと思います。

では、便秘を解消するために大切な栄養成分とは何でしょうか? 前回の記事のおさらいですが、便秘の予防・解消に一番大切なのは食物繊維です。

食物繊維は腸の蠕動(ぜんどう)運動を促したり、便量を増加させ、便通を改善しやすくします(不溶性食物繊維)。

それに加え、腸管内でゲル状になるため、便の移動をスムーズにしてくれます(水溶性食物繊維)。

しかも、水溶性食物繊維によって生じる短鎖脂肪酸にも腸の健康を保つことで便秘を解消する効果があります。

た乳酸菌は腸内環境を正常な酸性に保つのに必要不可欠です。

サプリメントから摂った乳酸菌は、いずれ体外に排出されていますが、活きた乳酸菌であれば、3~7日の間は、せっせと乳酸や酢酸を生み出して、腸内環境を良好にしてくれます。

特に植物性乳酸菌ラブレは、生きる力が強いため、胃酸に負けず腸内でよく働いてくれるとされています。そのため、植物性乳酸菌ラブレは便秘の解消に効果的だといわれています。

さらに腸内のビフィズス菌のエサになり、整腸作用があるオリゴ糖も便秘の解消に役立ちます。

便秘の解消・認知症予防におすすめな「乳酸菌革命」

そのことをふまえたうえ、便秘を解消し、認知症を予防するための乳酸菌サプリメントとしてオススメできるのは、まず、「乳酸菌革命」です。

 

 

乳酸菌革命の特徴は一粒に16種類・500億個の乳酸菌が配合されていることです。

便秘の解消に効果的だとされるラブレ菌のほか、ビフィズス菌・ガセリ菌といった主要乳酸菌は全て含まれています。

さらに乳酸菌革命の乳酸菌は「有胞子性乳酸菌」であるため、胃酸に負けることなく腸に届いてくれます。そのため、腸内フローラを良好に保つのに効果的だといえます。

便秘を解消し認知症を予防するためのサプリメント

それに加え、「乳酸菌革命」には、「乳酸菌生産物質」として、「食物繊維難消化性デキストリン、イヌリン)」や、「ガラクトオリゴ糖」、「グルタチオン含有酵母エキス末」などが含まれています。

乳酸菌革命は便秘を解消するのに効果を発揮

先程も述べたように、「食物繊維」や「オリゴ糖」は、便秘を解消するのに効果を発揮してくれます。

ちなみに、実際私自身が「乳酸菌革命」を試してみたところ、1週間ほど経過したら、便通がかなりスムーズになりました。

また、家族にも試してもらったところ、「ウンチがすごくよく出るようになった」と好評でした。

 

新谷乳酸菌ラクトバチルスも便秘解消におすすめ!

もうひとつ、認知症を予防するための乳酸菌サプリメントとしておすすめしたいのは、「新谷乳酸菌ラクトバチルス」です。

認知症がイヤなら「腸」を鍛えなさい』の著者である新谷弘実氏が開発した乳酸菌サプリメント「新谷乳酸菌ラクトバチルス」には、便秘の解消に効果的な食物繊維が豊富に含まれています。

便秘を解消するための乳酸菌サプリメント

腸内細菌の集まりである腸内フローラを改善し、便秘を予防・解消していくためには、水に溶けやすい水溶性の食物繊維と、水に溶けにくい不溶性の食物繊維をバランスよく摂っていく必要があります。

この新谷乳酸菌ラクトバチルスには、自然由来の食物繊維を7種類が配合されています(難消化性デキストリン、イヌリン、キトサンなど)。

しかも水溶性食物繊維と不溶性食物繊維のバランスが良く含まれているため、腸内フローラの改善して便秘を解消するのに高い効果を発揮してくれると考えられるのです。

新谷乳酸菌は便秘解消に効果的

さらに、胃酸に負けず、生きて腸に届く植物性乳酸菌(有胞子性)が1包に2億個配合されています。

それに加え、新谷乳酸菌ラクトバチルスには、選び抜いた16種類の乳酸菌酵母を豆乳で発酵させた大豆発酵乳酸菌エキスも配合されています。

そのため、この新谷乳酸菌ラクトバチルスも、腸内フローラを改善し、便秘を解消して認知症を予防するのに効果的なサプリメントだと言えるのです。

ちなみにこの新谷乳酸菌ラクトバチルスも、私自身が実際に便秘気味の時に試してみましたが、こちらも乳酸菌革命と同様、摂ってから3、4日すると、便通が良くなり、便秘の傾向は解消されました。

 

以上が、便秘を解消して認知症を予防するのに効果的なサプリメントのオススメです。ぜひ、これらのサプリメントを継続して摂ることで、便秘解消と認知症の予防に役立ててみてください。

 

便秘解消・認知症予防に効果的なサプリメント

便秘解消・認知症予防に効果的なサプリメント

 

便秘を解消して認知症を予防するのに効果的な方法とは?

認知症を患っている方は便秘気味だと言われています。その便秘は長引いてしまうと、腸内環境を悪化させてしまう原因になってしまいます。

腸内環境が悪化し、腸内細菌のバランスが崩れ、腸内細菌の集まりである「腸内フローラ」の状態が良好ではなくなってしまうと、体調不良が生じてきます。

また、「腸脳相関」という言葉が示す通り、腸の状態は脳の健康にも影響を与えているため、日頃から便秘を予防・解消することは、脳を健全な状態に保つことにもつながっていくと考えられます。

したがって、便秘を解消し、20代・30代・40代から認知症を予防するために大切なことは、腸内細菌のバランスを整えて、腸内フローラを改善することです。

便秘を解消して認知症を予防する腸内フローラ

 

便秘解消に大切なのは食物繊維

では、便秘を解消し、認知症を予防するために一番大切な栄養素は何でしょうか?

その答えは「食物繊維」です。

なぜなら、食物繊維のうち、水に溶けにくい不溶性食物繊維には、腸を刺激して腸の蠕動(ぜんどう)運動を活発にする働きがあるからです。

また、水分を吸収して膨らむと、便量が増加するため、便通が改善されやすくなるとされているからです。

それに加え、水に溶けやすい水溶性の食物繊維は、腸管内でゲル状になるため、便の移動をスムーズにしてくれます。

この食物繊維に関しては、医学博士の内藤裕二氏が『消化管は泣いています』のなかで以下のように述べています。

 

 便の不調がある場合には、いろいろ理由があります。便の八〇%は水分で、残りの二〇%ははがれた腸粘膜細胞、食べ物のカス、腸内フローラです。

「バナナ便」といわれるような健康な便のためにはいろいろな対策が必要です。重要なポイントは、大腸で「発酵」といわれる反応をうまく導き出すことであり、この発酵反応には、材料としての食物繊維と主役の有用菌の存在が必須なのです。

 食物繊維は、まず水と結合し、便の量を増加させます。便の量が増加することは、良い便を作るための第一歩であり、便秘の解消につながります。さらに、便 の量が増えることは有害物質の希釈作用もあります。有害物質の排出を促進することで、がんの予防効果、さらにナトリウムの排せつが促進されることで、がん の予防効果、さらにナトリウムの排せつが促進されることによって、血圧を下げる作用も期待できます。(内藤裕二『消化管は泣いています』p164

 

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便秘解消のカギをにぎる「短鎖脂肪酸

さらに食物繊維をエサにしている腸内細菌によって「発酵」が起こると、短鎖脂肪酸と呼ばれる脂肪酸が生成されますが、この「短鎖脂肪酸」が重要だと内藤裕二氏は述べています。

 

 もっとも重要なことは、食物繊維の発酵により生じた短鎖脂肪酸が大腸粘膜上皮の栄養源となることと、短鎖脂肪酸が生成されて腸内を酸性に保ち、有害菌の増殖を抑制することにあります。食物繊維の摂取は比較的短期間に腸内細菌を変化させるとされていて、血中の短鎖脂肪酸濃度も変化します。(内藤裕二『消化管は泣いています』p164

 

このように短鎖脂肪酸は腸内環境を整えるために有効であるため、日頃から食物繊維をたくさん腸に摂り入れるようににすることは、便秘を解消し、認知症を予防するのに効果的であると考えられるのです。

ちなみに近年、若い女性を中心に便秘に悩んでいる方が急増している背景には、日本人の食物繊維の摂取量が年々、減少してしまっていることがあると思われます。

また、時間に急かされてばかりの社会生活が浸透することにより、便意をもよおしたタイミングに我慢せざるを得ず、ゆっくりと排便する機会が少なくなってきたことも、便秘が急増している原因だと考えられます。

オリーブオイルのオレイン酸は排便を促す

食物繊維に加えて、便秘解消のために役立つと思われるのは「オリーブオイル」です。オリーブオイルに関しては、医学博士の松生恒夫氏が多くの著作のなかで一押ししています。

では、なぜオリーブオイルが便秘の解消に役立つのかといえば、松生氏によれば、オリーブオイルに豊富に含まれている「オレイン酸」が「消化管作動性物質」として排便を促すからだと言います。

 

 まずオリーブオイルの主成分はオレイン酸です。このオレイン酸は、一時的に多く摂った場合は小腸で吸収されにくい成分なので、腸壁をゆっくりと刺 激することができます。また大腸を刺激し、さらに老廃物と混じって腸管内の便をなめらかにして、排便をスムーズに促す役割があります。

 またオリーブオイルを他のオイルと比べた場合ですが、他のオイルは主に小腸で吸収されることが多いので、大腸まで到達するオリーブオイルは、まさに腸内環境を整えるのにうってつけなのです。( 松生恒夫 『腸寿 長寿な腸になる77の習慣』 p138

 

このようにオリーブオイルには「腸管内の便をなめらかにして、排便をスムーズに促す役割」があるそうなのです。

そのため、オリーブオイルを便秘の解消のために試してみることはオススメです。

また近年の研究では、オリーブオイルに含まれる「オレオカンタール」という天然化合物が、アルツハイマー病で神経破壊の主要因となっている神経原線維変化とベータアミロイド斑の形成を妨げると言われているため、便秘の解消以外にもオリーブオイルは認知症予防に役立つとされています。

しかし、以前の記事でも書きましたが、オリーブオイルの品質はピンからキリまであるため、もし便秘の予防や解消のためにオリーブオイルを食事に採り入れる場合は、なるべく品質の良い「エクストラバージン・オリーブオイル」を選ぶようにすることが大切です。

オリゴ糖植物性乳酸菌ラブレも便秘予防にオススメ

また松生恒夫氏は自身の患者さんに対して、オリゴ糖植物性乳酸菌ラブレが、便秘の解消に効果を発揮していると述べています。(参考『腸に悪い14の習慣)。

オリゴ糖ビフィズス菌のエサになり、ビフィズス菌の増殖を促すという整腸作用があることがよく知られています。

また白砂糖やブドウ糖の摂りすぎは脳に悪影響を与えると言われているため、砂糖の代わりにオリゴ糖を摂るようにすることは、腸内フローラを改善して便秘を解消する以外にも、認知症予防に役立ちます。

さらに植物性乳酸菌ラブレも、「胃液や腸液で死滅することなく、多く生き残って大腸まで届く力が強い」とされているため、強い整腸作用があると言われています。

(ちなみに当ブログが認知症予防のための腸内フローラ改善におすすめしている乳酸菌サプリメント乳酸菌革命」には、便秘予防に効果的な植物性乳酸菌ラブレ食物繊維が配合されています)。

冒頭でも述べましたが、便秘は長引いてしまうと、腸内環境を悪化させる根本原因となってしまいます。

また便秘の解消のため、便秘薬や下剤に依存しすぎると、大腸が自発的に働く元気を奪ってしまうとされています。

そのため、日頃から便秘の症状に悩まされている方は、普段から食物繊維を多く摂ることを食生活の中心にして、腸内細菌の集まりである腸内フローラを改善していくことが、認知症予防のために大切です。

 

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GI値が35のココナッツシュガーが認知症の予防にオススメな甘味料なワケ

前回の記事で、生田哲氏の『食べ物を変えれば脳が変わる』を取り上げ、砂糖やブドウ糖の摂りすぎは、血糖値の乱高下をもたらし、脳に悪影響を及ぼすといった内容のことを書きました(「白砂糖やブドウ糖の摂りすぎがアルツハイマー型認知症を引き起こす?」)。

また血糖値が正常ではない時に、ブドウ糖を摂りすぎると、脳内で炎症が起き、アルツハイマー病の要因になると生田哲氏が述べていることも紹介しました。

その際、認知症の予防のためには白砂糖をやめて、代わりにオリゴ糖を摂ることが、血糖値をコントロールすると同時に腸内細菌の集まりである腸内フローラを改善できるためにオススメだとしましたが、もうひとつ、砂糖代わりにオススメの甘味料があります。

それはココナッツシュガーです。

なんと、ココナッツシュガーはGI値が35なのです。

GI値が35のココナッツシュガー

ちなみに白砂糖はGI値が100を超えています。

GI(グリセミック・インデックスとは、食後にどれくらい血糖値を引き上げるかを、ブドウ糖を100として表した数値のことで、血糖値の上昇が大きいほどGI値が高くなります。

繰り返しますが、そのGI値がココナッツシュガーはなんと35なのです。

特に糖尿病の方は、GI値を常に気をつけていらっしゃると思われますが、糖尿病は認知症を併発しやすいといわれるため、20代・30代・40代から認知症を予防するためには、早めに白砂糖の使用を止め、代わりにオリゴ糖やココナッツシュガーに切り替えたほうが良いと思われます。

またGI値に気をつけることは、認知症の予防だけではなく、脳の健康を快適に維持することにもつながっていきます。

 

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白砂糖やブドウ糖の摂りすぎがアルツハイマー型認知症を引き起こす?

20代・30代・40代から認知症を予防するための食生活として大切なことのひとつとして、砂糖を減らすことが挙げられます。

その理由は白砂糖の摂りすぎは脳に悪いと考えられるからです。

 

では、なぜ白砂糖が脳に悪いのかといえば、それは白砂糖は血糖値を安定させることが難しいとされているからです。

薬学博士の生田哲氏は『食べ物を変えれば脳が変わる』のなかで以下のように述べています。

 

 血糖値をうまくコントロールできない状況、言い換えれば、血糖値の上がり下がりが激しい状況を血糖代謝異常(低血糖症)と呼んでいる。血糖代謝異常のおもな症状は、朝起きられない、強い疲労感、気分の落ち込み(うつ症状)、気分のコントロールがきかない、集中力の欠如、物忘れがひどい、イライラ、突然の怒り(キレる)、めまい、ふらつき、悪夢、夢遊病、眠っている間に話す、不安、恐れ、震えなどである。(生田哲『食べ物を変えれば脳が変わる』p120

 

 白砂糖の過剰な摂取が、攻撃的行動、不安、多動、集中力の欠如、うつ、摂食障害、疲労、学習障害を引き起こしやすいことは、多くの研究者が報告してきた。

 うつ、不安、恐れ、集中力の欠如、攻撃的な行動、学習障害といった心の問題は、単に、血糖値が不安定になるだけでも発生するのである。

 したがって、脳を最大限に活用したい、あるいは、心の健康を高めたいのなら、まず第一に血糖値を不安定にする白砂糖や高度に精製されたデンプンを多く含んだ食べ物の摂取量をできるだけ減らすことである。(生田哲『食べ物を変えれば脳が変わる』p122

食べ物を変えれば脳が変わる

ちなみに生田哲氏の『食べ物を変えれば脳が変わる』には、アルツハイマー病を予防するためにはDHAが大切であるということについても、詳しく書かれています。

 

 

 

ブドウ糖の摂りすぎはアルツハイマー認知症を引き起こす?

また、生田哲氏は「ブドウ糖の摂りすぎが脳を壊す」として、以下のように述べています。

 

 もし血糖値が正常な範囲内(血糖値約一〇〇)にあるなら、ブドウ糖は少しも有毒ではない。しかし、血糖値が正常範囲の限界を越えれば、ブドウ糖は脳と身体にとって有毒物質に変わる。血糖代謝異常の深刻な状態が糖尿病だ。糖尿病になると神経細胞や眼がもっともダメージを受ける。

 高血糖になると、過剰のブドウ糖が脳内のタンパク質と化学反応を起こし、くっつく。これを糖化反応と呼んでいる。糖尿病の指標にヘモグロビンA1c値を測定するが、これはブドウ糖がどれだけヘモグロビンと化学反応を起こしたかを見ているのである。

 糖のくっついたタンパク質はネバネバしているため、以前のように自由に移動できなくなる。神経細胞を包む膜は厚くなり、タンパク質はベタつくため、伝達物質の受け渡しのスピードが鈍るのだ。

 そのうえ、過剰のブドウ糖は脳内で炎症を引き起こす。炎症は体内で発生する火事のようなものだ。アルツハイマー病の特徴は、脳内で炎症によって破壊された組織が見られることだが、過剰のブドウ糖がその一因になっていると推測されている。

 糖代謝異常の人が増えるほど、肥満、加齢による記憶力の低下、アルツハイマー病、心臓病、糖尿病の患者が増えていくことがわかる。(生田哲『食べ物を変えれば脳が変わる』p124~125

 

このように、ブドウ糖は脳のエネルギー源として必要ですが、白砂糖などを摂りすぎることで、いつのまにかブドウ糖を過剰摂取してしまっていることは、脳の炎症を引き起こし、脳の組織を破壊してしまうとされているのです。

 

白砂糖の摂りすぎは認知症を引き起こす

若年性認知症の予防にはオリゴ糖が役立つ

したがって、20代・30代・40代から認知症を予防するためには、白砂糖やブドウ糖の過剰摂取は避けた方が良いと考えられます。

しかし甘い物をなかなかやめられないという方には、砂糖の代わりにオリゴ糖を摂るようにすることをオススメしたいと思います。

オリゴ糖には胃酸に負けない難消化性の性質があり、ヒトの腸内で有用菌として働いているビフィズス菌のエサになるという特徴があります。

そのためオリゴ糖を日頃から砂糖の代わりに摂るようにすることは、ビフィズス菌の増殖を促して、腸内細菌の集まりである腸内フローラの改善に役立ちます。

 

先程も述べたように認知症の方の多くは悪玉菌が優勢で便秘気味であると言われています。

そのため砂糖の代わりにオリゴ糖を摂るようにすることは、脳の炎症を防ぐだけではなく、腸内細菌のバランスを整えて悪玉菌を減らし、腸内環境の改善することや、便秘の解消などにつながっていきます。

 

またオリゴ糖は白砂糖のように小腸から吸収されないため、血糖値をほとんど上げないという特長もありますので、血糖値をコントロールするのにもオリゴ糖は役立ってくれます。

 

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認知症を予防するための生活習慣とは?

これまで、20代・30代・40代から認知症を予防するためには、サラダ油を摂る習慣をやめ、代わりにオメガ3脂肪酸(特にDHA)を摂るようにしたり、腸内細菌の集まりである腸内フローラを改善したりすることが重要だと、述べてきました。

しかし、認知症の発症は食生活だけが原因ではなく、日頃の生活習慣に気をつけることも、若年性認知症の予防のためには大切になってくると思われます。

このことに関して伊古田俊夫氏は、『脳からみた認知症』のなかで以下のように述べています。

 認知症の発病や進行をできるだけ遅らせるためには悪化因子(アクセル)を取り除き、防御因子(ブレーキ)を増やすことである。実は、その具体的対策の大半は、生活習慣病の予防や一般的な健康管理と共通したものである。常識的に指摘されている「健康的な生活」を取り戻すことこそが認知症の予防であり、知的衰えの予防となるのである。「秘策」は存在しない。認知症の予防策は、私たちの常識と良識の中にこそ潜んでいるのである。(伊古田俊夫『脳からみた認知症』p169~170

また、伊古田俊夫氏は認知症を悪化させる原因として以下が挙げられるとしています。

一方、「認知症を防ぐ可能性のある事項」として、以下を挙げています。

  • ウォーキングなどのゆっくりとした運動を日常的に行う
  • 四〇~六〇代での生活習慣病の治療
  • 知的余暇活動、社会的活動、人との交流への積極的な参加
  • ポリフェノール不飽和脂肪酸の摂取(以下略)
  • 十分な睡眠、慢性的な過労の予防

このように20代・30代・40代から認知症を予防するためには、日頃の食生活に気をつけるだけではなく、適度な運動や十分な睡眠、人との交流などが必要になってくるのです。

また普段から知的好奇心をもち、読書に勤しむなど、積極的に頭を使うようにすることも、認知症予防のためには大切であるように思われます。